H26年1月3日 お正月休み、十津川荘の皆さんの笑顔に会えることを楽しみに十津川村へ
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お正月休み、十津川荘の皆さんの笑顔に会えることを楽しみに十津川村へ出かけました♪
湯泉地周辺の旧168号線沿いには、綺麗な十津川の風景が広がっています。
日が差している昼間は思った以上に暖かく、のんびりと冬の十津川の景色を楽しむことができました。
カメラはニコンD7000とα300(きのこカメラ)です。
JR橋本駅
JR橋本駅のホームに入ってくるJR桜井線の105系です。
隣に見えるのは南海電車のなんば行き急行列車。
改札口を隔てて、JRと私鉄のホームが同じ駅の中にあります。
いきな電車~(*^_^*) JR桜井線(万葉まほろば線)の奈良旅万葉ラッピング列車「万葉の四季」です。
105系をベースにラッピングを施した観光列車で4種類のデザインがあり、
今日はどの電車がくるのかなあと、毎回楽しみにしています。
ここから湯泉地温泉(十津川村役場)まで約2時間半です。
途中、上野地(谷瀬のつり橋)で約20分休憩あります。何か飲み物、持参された方がいいですよ~♪
奈良交通バスの八木新宮線 開通50周年記念のラッピングバスです。
近鉄八木駅からJR新宮駅までを6時間30分かけて走る、日本一長い路線バス「八木新宮特急バス」が
平成25年3月1日に開通50周を迎えたことを記念して、1方向2日間乗り降り自由の「168プレミアム乗車券」が
限定発売されています。詳しい情報は、
奈良交通バスのページをご確認ください。
この日は、十津川村役場の1つ手前にある湯之原でバスを降りて、
十津川沿いに国道168号線の旧道を湯泉地温泉までのんびりと歩きながら散策してみました。
ひまわりさんは道の駅でコーヒータイム~♪(*^_^*) とのことで、後ほど合流します。^^)ノ~~~
サザンカ(ツバキ科の常緑広葉樹)
湯之原のバス停を降りて旧道に入ると、道沿いの家の庭先にサザンカの花が咲いていました。
アケボノアセビ(ツツジ科の常緑樹でアセビの紅花品種)
アセビは枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいて、馬が葉っぱを食べると酔っ払ったようになり、
脚が萎えて動けなくなったことから、足廃(あしじひ)→(あしび)→(あせび)と呼ばれるという説があります。
カエデドコロの実(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属の多年生のツル性植物)
その他のトコロ類には、タチドコロ・オニドコロ・ヒメドコロなどがあります。
トコロ類は食べられませんが、ヤマノイモ(山の芋)はツルの下に巨大な根をつけて自然薯(じねんじょ)になります。
自然薯は野生種で、栽培種のナガイモ(長芋)やヤマトイモ(大和芋)と区別されています。
アオツヅラフジ 別名カミエビ(ツヅラフジ科のツル性落葉木本)
古事記にはイザナギノミコトが黄泉の国から逃げて帰る時、追ってきた鬼にエビヅルの実を投げつけて、
鬼がその実を食べている間に難を逃れたというお話があります。
エビヅルの「ツル」や「カズラ」と言うのは、つる性植物であることを示す言葉です。
一方エビヅルの「エビ」とは、エビ色(赤紫色)を指し、古来から日本原産の葡萄類は
ひっくるめてエビヅルやエビカズラの名前で呼ばれていたそうです。
現在これらは、ノブドウ、ヤマブドウ、エビズルの三種類に分けられています。
カミエビは「神のエビヅル」 を意味し、ブドウ科のエビヅルと果実がよく似ていて、
漢方薬の材料として薬効があることから、神のエビヅル→カミエビとなったそうです。
フユイチゴ(バラ科キイチゴ属 常緑のツル性低木)
名前の通り、冬に実をつける木苺の仲間です。旧道の山側に自生していました。
少し種が多いですが、甘酸っぱくて美味しいイチゴです。
沢山実がついていたので少し間引いて持ち帰り、夕食後のデザートに添えていただきました。
冬の十津川の風景です。木の幹に午後の日差しがあたり、柔らかな景色広がっていました。
下の方に赤っぽく見える枝は、ヤマザクラの木です。
イタドリの実 別名スカンポ、ゴンパチなど(タデ科の多年生植物)
若葉を揉んで傷口に当てると止血効果があり、痛みも和らぐことからイタドリと呼ばれるそうです。
和え物や天ぷら、炒め物にして山菜としても食べられます。
こどもの頃、まだ柔らかい皮を剥いて、道草しながらすっぱい茎をしがんだ記憶はないでしょうか。
ヌルデの実(ウルシ科ヌルデ属の落葉高木)
ヌルデの名は、幹を傷つけて白い汁を採り塗料として使ったことに由来するそうです。
熟した果実の表面にあらわれる白い粉のようなものを舐めると、
酸っぱさが混じったさわやかな塩味がすることからシオノミとも呼ばれ、
昔の山間部では塩の代用品として利用されたそうです。
クン谷の手前にある赤い橋です。
緑の木々がトンネルみたいで、とても綺麗でした。
ウバユリの鞘(ユリ科ウバユリ属の多年草)
花が満開になる頃には葉が枯れてなくなるので、「歯(葉)がない」→「姥」百合の名前がついたみたいです。
クン谷
ドサッ!!ガサガサ!! ん??? 何か上から物音が。。。。
猿かな~??? 「あれ!? 鳥???」「なんで落ちてきたんやろ???」
クン谷の辺りを散策している「クーン」と犬のような鳴き声が聞こえ、周りを見渡したものの何もおらず・・・
しばらく歩いていると目の前にアオバト♂が落ちてきました。
写真をクリックして頂くと大きくご覧頂くことが出来ます♪
鳥の頭の上に帽子??? いえいえ羽根が。。。。あ~(-_-;)
体勢を立て直し、少し落ちついた様子のアオバト君。
しばらくポーズをお願いしたりしながら声をかけていると、
安心したのか怖がらなくなってきたので、近づいて一枚。
けっこうグラデーション色した綺麗な鳥ですよ~♪
なんだか動物園にいるみたいですね。
最後はゆっくりフェンスを持ち上げると、もそもそっとお結び山の方へ飛んで帰りました。
なかなか可愛い顔をしています。(*^_^*)ふわふわのぬいぐるみみたいですね♪
アオバト君、ご出演ありがとうございました♪
クン谷
カナメモチ(バラ科の常緑小高木)
旧道沿いのカナメモチに綺麗な赤い実がついていました。
モチツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)
モチツツジの新芽や葉にはネバネバした液を出す腺毛がたくさん生えていて、
トリモチみたいにねばつくのでモチツツジとよばれるそうです。
一般的に花の時期は4月~5月あたりですが、道すがら所々で綺麗な花を見かけました。
この辺りはお結び山の東側の谷筋になりますので、午後からは日陰になります。
この日は透き通るように透明な川の色でした。
湯之谷の手前にある赤茶けた鉄橋です。
山の陰になり派手さはありませんが、背景の山の色とマッチして存在感のある橋です。
モチツツジ
普段は山の斜面やハイキング道の途中など、緑の中で見ることが多いので、
岩場に生えたモチツツジは珍しいです。こちらは葉の色が紅葉しています。
湯之谷あたりの十津川の景色、男性的でダイナミックです。
旧道とお結び山の間を流れる川面に写る、緑のグラデーションが綺麗です。
クズの実(マメ科クズ属のツル性多年草)
紀の川上流の国栖が葛粉の産地であったことが名前の由来です。
葛粉は葛切りや葛餅の材料になり、根を干したものは生薬で葛根(かっこん)といい、
発汗・解熱剤として利用されています。
ん??ここは沖縄??いえいえ、十津川村、湯泉地温泉ですよ~(^_^)v
何度訪れても新しい発見があります。秘境と言われた十津川村の魅力!!
これは湯泉地の旧道から見た十津川の景色です。川底の岩が透けて見えるのがわかりますね~♪
綺麗なエメラルドグリーン。まるでサンゴ礁の海を見ているみたいです。
湯泉地旧国道168号線は、お結び山を迂回してぐるっと回り込んでいますので、
この辺りは南側の谷筋からの景色になります。
いつもの赤い橋の辺りからの十津川の景色です。
時刻は17時。あたりが薄暗くなってきたので、今日の散策はここまでです。
こちらのお料理を頂くと「ホッとするというか落ち着くというか」心が満たされる!
そう、それなんですよね~(*^_^*)
これだけ訪れても大阪にいるとまた食べたくなる!
十津川村いきたい~と毎回思います♪
夕食はお正月なので、鯛の尾頭付きと、さんま寿司にしし鍋です♪
家ではもう、お正月とはいえ、たいしたことしないし(苦笑)
お正月が来たぁ~と思いましたよ~♪
H26年1月4日 晴れ
朝 食「う~ん!!納得(*^_^*)」
お正月は、大きなお餅が入ったお雑煮がついています。
こちらのお食事を頂いてると幸せな気分になれるんですよ~(^_^)v
お正月らしく葉牡丹や菊の花をあしらった、女将さんの生花です。
いつも凛とした雰囲気をかもだしてくれ、気持ちがいいです♪
床の間の隣には、お正月飾りの鏡もちも飾ってありました。
家ではこのようには飾らなくなりましたね~(-_-;)
新鮮さを感じます♪
こちらに泊ると、いつも十津川村放送をずっとかけてます♪
「これでしょ!!」と、あわただしい日常から解放です(笑)
ライブカメラの映像や、健康体操、お知らせやイベントの様子などが放送されています。
静かなBGMがお気に入りです~(^_^)v
十津川荘
十津川荘さんの窓からの景色です。この日もよいお天気です。
十津川荘お気に入りの露天風呂!!
けっこう身体って冷えてるんですよね~血液の循環が良くなるのを感じます(^_^)v
紀伊半島には火山がありませんが、上質な温泉が絶え間なく湧き出しています。
それは、今から約1400万年前に活発な火山活動が行われていたことに由来するそうです。
その頃の紀伊半島の地下には、火山活動を起こすために必要なたくさんのマグマが流れていました。
そして断層などの割れ目に沿って、マグマが地表まで上がってきたのだと考えられています。
1400万年もの間、完全に冷めることなく地下水を温め続けているなんて、すごいですね~(*^_^*)
源泉かけ流しのお湯は、冬でも身体の芯までぽかぽかです。
朝は、オススメですよ~(^_^)v 周りの景色を見ながら5感をフルに活用♪
大きく吸って、はいて~「ふっ~」
女湯に置いてある、温泉化粧水のボトルです。
湯上りにつけると乾燥を抑え、お肌がつるつるになるみたいです。
少し硫黄の香りがしますよ~♪
私は自分で作って帰ったりします(^_^)v
花粉症の湿疹で腕などにつけますと赤みが治まったりするので重宝しています♪
十津川荘
十津川荘さんの玄関です。お正月飾りのしめ縄や門松が飾られています。
十津川荘屋外にある露天風呂、十六夜です。
十津川荘外気温が低いので、露天風呂の中は湯気で真っ白です。
十津川荘十六夜の入り口です。露天風呂で撮影をしていると、
ひまわりさんが呼びにきたので見てみると、いい具合に光が差し込んでいました。
十六夜の入り口にある階段に、マンリョウ?の実が落ちていました。
赤い実と緑の苔のコントラストが綺麗でした。
湯泉地
タマミズキ(モチノキ科モチノキ属の落葉高木 )
赤く熟した果実を玉に見立て、木の形がミズキに似ていることから玉水木と名付けられました。
彩の少ない冬の森で、枝全体に赤い実をつけていますので、とても目立ちます。
ユズの実(ミカン科ミカン属の常緑小高木)
十津川村では、柚の果肉をくり抜き、具材として味噌や米粉、砂糖、椎茸、
香味料などを詰めた保存食「ゆうべし」の材料として利用されています。
マメヅタ(ウラボシ科マメヅタ属の常緑性シダ植物)
丸い葉は栄養葉で、光合成を行い水分を蓄えたり、胞子をつくる働きをします。
細長いツクシみたいなのは胞子葉で、茶色い部分が胞子嚢群(ソーラス)、中には胞子が詰まっています。
ヒイロタケ(サルノコシカケ科の白色腐朽菌)
倒木に発生した綺麗なヒイロタケを見つけました。
白色腐朽菌というのは、木材中のリグニン(木質素)を分解し木材を白く変色させるタイプのものです。
枯木に含まれる木質素を分解すると、木材はバラバラになり土に戻ります。
キノコは森の掃除屋さん、枯木や落ち葉を分解して豊な森をつくる働きものです。
ユリの実
ユリの種には翼がついていて、実が裂けた後にできる網目から風が吹き込むと、
中の種子が舞い上がって風に運ばれていきます。
この時期はすっかり弾けた後で、種は残っていませんでしたが、
機会があれば、ユリの種が鞘から舞い上がるところを撮影してみたいと思います。
ロウバイ(ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木)
蝋細工のような梅に似た花ということで、蝋梅とよばれるそうです。
香りの強い花で、近くを通ると甘くてフルーティな良い香りがします。
ヒトツバ(ウラボシ科ヒトツバ属の常緑性シダ植物)
マメヅタと同じく栄養葉と胞子葉があります。
幅の広い葉は裸葉と呼ばれる栄養葉で、幅の狭い葉は実葉と呼ばれる胞子葉です。
胞子葉の裏面にはソーラスがあり、胞子が詰まっています。
ノキシノブ(ウラボシ科ノキシノブ属の常緑性シダ植物)
軒下などにも生え、シノブのように着生することからノキシノブと呼ばれるそうです。
葉の表面に薄く透けている丸い固まりがソーラスです。
サネカズラ(マツブサ科サネカズラ属の常緑ツル性木本)
実(サネ)が美しいカズラ(葛)というのが名前の由来だそうです。
11月の末に来たときと同じ木ですが、綺麗な赤い実をつけていました。
けっこう、たくさんの人で賑わってました。
無料足湯があるんですが、行かれる方はタオル持参された方がいいいかも(^_^)v
「蕎麦処行仙」は道の駅の2階にあるお蕎麦屋さんです。
1年の始まりにふさわしく、暖簾が新しくなっていました。